こんにちは。
オーナーのJunです。
今日はちょっとした自己紹介をしたいと思います。
このWANDERERという店は昨年6月に僕が思いつきに近い形で作った小さなヴィンテージ&セレクトショップなのですが、
19歳で英字辞典と数万円を握りしめて着の身着のままアメリカに渡ってから、実は来年で35年。
会社としては30週年(!)を迎えます。
亥年の生まれだけあってとにかく猪突猛進の人生でした。(多分これからも)
ちなみに1971年生まれ、54歳です。
(同年代の方はお声がけください。ジジィ同士仲良くしましょうw)
僕は幼少期からラルフローレンやDCブランド、アメリカ古着好きだった母親の影響もあり14歳から古着屋巡りをはじめて、高校在学中にインポートSHOPの店員になり、その後19歳~25歳まで某ビンテージショップのメインバイヤーとしてアメリカで生活しておりました。
その後も、年の半分以上をアメリカ・ヨーロッパで過ごす生活を長く続けてきました。

2012年くらいの柿の木坂の店舗。ヴィンテージの洋服だけでなく、什器や資材を日本のヴィンテージショップに卸していました。

なので、この店は当然ですが僕のアメリカナイズされた視点で見た「かっこいいもの」「一生、傍に置きたいもの」を濃縮させた空間になっています。
ちなみに、WANDERER(ワンダラー)と同時期につくった店がもうひとつ。
SALON de ANALOG(サロン・ド・アナログ)というアポイントメント制の小さな店舗なのですが、そっちはさらに濃縮度合いの高ーい世界観でお届けしています。
お洒落が大好きな方(または大好きだった方)や、クラシコが好きな方、ラルフローレンの魅せる世界観がお好きな方はバッチリ楽しんでいただけるんではないかと思います。

サロンはこんな感じで、ビスポークのアメリカの革靴やイタリアのジャケット等をしつらえてます。(後ろでかっこつけてるのが私)
さて、そんな偏屈な視点がどうして作られたのかと振り返ってみると、僕の半生はアメリカで作られていて。
それこそ10代後半(日本できちんと学校に通われた方は大学生ですね)の多感な時期に、アメリカ人の”敬愛”する先輩たちからお洒落と生き方の哲学みたいなものを叩き込まれたそれが、僕の視点・感性のフィルターそのものになっている、というのが間違いなく大きいと思います。
僕のお手本になってくれた彼らは、60年代・70年代の誰も古着に興味の無いその時代からアメリカでヴィンテージバイヤーとして果敢に道を切り拓いてきた猛者たちですから。
アイテムのルーツをきちんと知って、ミリタリーも、デニムも、イタリアものも、その洋服が最も光る合わせ方を当然のように楽しんでいました。
それを間近で見て、触れて、学べたというのが僕の最も大きく他に代えられない財産だと思います。
そんなこんなだから、20代の大事な時期をアメリカでどっぷり過ごした僕は日本の流行りや考え方が僕にはなじみが薄く
「ジュンの感覚は日本人じゃないよね」
と言われることも結構ありました。今でもかなり言われます。
元々アメリカに憧れて憧れて、日本のパスポートなんて破ってしまえと思っていたような人間なので、それが最上級の誉め言葉なんですけどねw
黒か白か!グレーは無い!猪突猛進!という性格もアメリカだからこそハマってたのかもしれません。
今でも一番の親友はアメリカ人ですw

2012年前後の当店のビジュアル。

ちなみに雑誌(CLUCH MAGAZIN紙)に見開き6P で載りました。
長々書きましたが、今ちょうどデッドストックのフランスのインディゴ生地を使った素晴らしい企画を走らせてるのでsalon_de_ ANALOG(サロン・ド・アナログ)調べてみてください。
Instagramとブログ(noteというやつ)しかありません。
通販はしていなくて、今どき珍しい「アナログ」式で対面のみでやらせてもらってます。
そっちのブログは全然書いてないので、おいおい書きます。w
心血注いだ素晴らしい商品をこれからも提案・作っていきます。
ではまたブログ、または店頭で。
JUN