インポートショップ通いが青春だった、1989年

インポートショップ通いが青春だった、1989年

1980年代後半。

原宿の裏通りや、地方都市の駅前に並んだインポートショップに足繁く通った記憶がある人は多いんではないでしょうか。

 

今では「ヴィンテージ」と呼ばれるアイテムたちは当時はただの「新品」で、アメリカを身近に感じるモノたちに強烈な憧れを感じたものでした。

 

こういうインポートもののベースにあるのは、1960年代から続くアイビーファッション。

 

例えば


ボタンダウンシャツ×コットンチノ×ローファー

 

このザ・アイビーな組み合わせにサファリジャケットやスウィングトップ、リーバイスのデニムジャケットを羽織ったり、チャンピオンのリバースウィーブを差し込んだりして、“教科書通りじゃないアイビー”がストリートで生まれていった。


まさにアメリカの自由な空気感に感化されていた影響なんじゃないかと思います。

 

「BEAMS BOY」「SHIPS」「UNITED ARROWS」「ラブラドール・レトリーバー」といったインポート・セレクトショップが雑誌に取り上げられ、「アメリカ買い付け」という言葉に心が躍ったあの時代。

今回のスタイリングは、50年代のマドラスチェックシャツに縦落ちが自慢の当店オリジナルデニムをアイビーなアイテムとして、そこに80年代後半の渋カジのエッセンスを加えてみました。

 

 

 

 

 

 

当店でも完売したUSAモデルのNB996。

まさに88年の秋か冬、表参道のインポートショップでアメリカ製の996(BK&GOLD)に度肝を抜かれ、アメカジに傾倒したあの瞬間が蘇ります。


片腕には重めのいぶし銀のシルバーバングルをして。

片腕にはお気に入りの腕時計を。

 

 

「これ、昔着てたやつと似てるな」
「このスタイル、またやりたくなってきた」

そんな風に感じてくれたら嬉しいです。

ファッションって、ただの流行じゃなくて、その人の歴史そのもの。あの頃の自分に再会できるような一着を、もう一度ワードローブに加えてみませんか?

 

 

 

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