RUSSELL MOCCASSINは1898年、ウィル・ラッセル氏によって創業されたMade in USAを代表する老舗モカシンメーカーです。
もともとは林業に従事する労働者のために作られたワークブーツでしたが、その優れた機能性はハンティングやアウトドア用としても広く愛用され、世界中に知名度を誇ることになりました。
私たちは今回LAからシカゴ経由でウィスコンシン(ミルウォーキー空港)に向かいます。
飛行機が2時間遅れたり荷物が出てこなかったりとトラブルもありましたが、なんとか到着。
平家の煉瓦造りの建物に蔦が這う、美しい建物が事務所兼工房になっています。
今回の目的はWANDERER別注モカシンのオーダーです。
アポイント前のお電話の所感ではすこし難しいかも知れないと思っていましたが、なんとか実現に漕ぎ着けそうです。
ラッセルモカシンのフットウェアはすべて手作業で作られています。
木型を足裏から革で包み、袋のように仕上げていく工程は"インディアンモカ"と言われ、最も古くから伝わる靴の製法のひとつとして知られています。
インディアンモカの製法で作られた靴は履けば履くほど足馴染みが良く、また、ワークブーツとして発祥したことからも分かるように、その丈夫で堅牢な作りが特徴です。
黙々と作業する職人さんたち。
ミシンの音や鋲を打つ音が耳に心地よく響きます。
この工業用ミシンも100年以上前のものですが、まだまだ現役。
手作りの良さをひたすらに追求されています。
こちらも100年超えのものでしょうか。 革をカットするための作業台です。
こちら社長のルークさん。先日、日本でのポップアップなどを終えて戻ってこられたそうです。
社長には会えないかもしれないと言われていたのでとてもラッキーでした。
妥協せず革の色味を吟味します。
2時間余りの滞在でしたが、とても濃密な時間でした。
オーダーしたシューズの出来上がりは年内といったところ。
今後の進展が楽しみです。
Vintage & Select Shop
WANDERER 村中