WANDERER渾身の別注レザー、「UBER」
UBER最大の特徴でシグネチャーでもある「鹿革」について、今回は深堀りします。
鹿革・ディアスキンとは
革製品は非常に古くから衣服として利用されてきた素材のひとつです。
はるか昔、数万年前の地層から牛皮の靴や依頼をまとったミイラが発掘されるほど、革の歴史は古いものです。

皮の素材としては牛、馬、豚、羊、ダチョウ(オーストリッチ)など、家畜として飼われてきた動物のほとんどの皮が利用されているほか、サメやワニ、などご存知の通り、様々な素材が存在します。
日本でも奈良時代以前から鹿の皮が武器や衣服として利用されてきました。
鹿皮の特徴は、なんといってもその柔らかさ。
数ある皮革の中でも特に柔らかく、そして、鹿皮の中でも雌(メス)の鹿の革はディアスキン(DEER SKIN)といい「レザーのカシミヤ」と評されるほどの肌触りの良さ、柔らかさが特徴。
触ってみると、肌に吸い付くようなしっとり感、柔らかさを感じます。

何がこの「柔らかさ」を生むのか?
その感動的な着心地を支える、素材の「中身」についてさらに深掘りしてみたいと思います。
「鹿革(ディアスキン)がいいのは知ってるけど、牛や馬と何が違うの?」
その疑問に、5つのポイントで答えます。
1. 網目状の繊維が生む、圧倒的な「柔らかさ」
牛革の繊維が横に走っているのに対し、鹿革の繊維は極細の糸が複雑に絡み合った「網目状」をしています。 これが、手に取った瞬間のあの吸い付くようなしなやかさの正体です。
「新品の革ジャンは硬くて動きにくい」という常識はディアスキンには通用しません。
腕を曲げたとき、体を屈曲させたときののストレスを感じにくく、長時間着ていても全く疲れない。
これが鹿革の素晴らしさです。
2. 「一生モノ」に相応しい、驚異の耐久性
柔らかいと「弱い」と思われがちですが、実はその逆。
複雑に絡み合った網目状の繊維は、引っ張り強度や摩擦に非常に強く、古来より日本では武具(鎧の隙間や剣道の小手など)に使われてきた歴史があります。
何十年と愛用しても裂けにくく、型崩れもしにくい。ディアスキンは、実は世界で最もタフな天然素材の一つです。
3. 天然の「機能素材」。蒸れにくく、水に強い。
鹿革には、他の革にはない「油分」がたっぷり含まれています。
そのため、水に濡れても硬くなりにくく、雨の日でも比較的安心して着用できるのが特徴です。
さらに、繊維の隙間に適度な空気を蓄えているため、通気性も抜群。
「レザーは冬は寒くて、春は蒸れる」と言われますが、ディアスキンは適温を保つ力が強いため、3シーズン通して快適に過ごせます。
アメリカの現地のハンター達は古くからこれを知っていたのでしょう。
4. 偽りのない「銀面」の美しさ
Uber Leatherで使用しているのは、革の表面(銀面)を削らずに仕上げた、最高級のフルグレインレザーです。 鹿が野生で生きてきた証である「小さな傷」が、あえてそのまま残されていることもあります。それは、その革が「本物」である証拠。
使い込むほどに、体温や摩擦で油分がにじみ出し、なんとも言えない深い艶が出てきます。この経年変化(エイジング)の美しさは、他の革では決して味わえません。
5. 「軽さ」がスタイルを変える。
最後に、やっぱり「軽さ」です。 重厚なアメカジスタイルを楽しみながらも、体への負担は最小限。 「肩が凝るから今日は着るのをやめようかな…」なんていう悩みから、あなたを解放します。
「革はやっぱり牛か馬!」そんなふうに思っていた方にこそ、一度このディアスキンを触ってみてほしい。
そこには、今までのレザージャケットの概念を覆す、優しくも力強い世界が広がっています。
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