こんにちは、WANDERER SHOPスタッフ村中です。
ヴィンテージアイテムの中でも衰えない人気を誇るフライトジャケット。実用性・機能性だけでなく、そのデザイン性の高さで老若男女問わず人気のアイテムです。
当店ではフライトジャケットの取り扱いはないのですが、代わりにマニアックな人気を誇るフライトアイテムがあります。
それは「フライトスーツ」。
1914年に第一次世界大戦が勃発して以来、各国から様々なモデルが登場しました。
今回は当店のコレクションから、WW2で活躍した米空軍 USAFのフライトスーツ(なんとDEAD STOCK…!)を歴史を含めてご紹介したいと思います。
USAF(U.S. Air Force)の歴史
第二次世界大戦のため、USAFの前身である「USAAF」(United States Army Air Forceの略)は、1941年にアメリカ陸軍とともに発足しました。
1942年にはUSAAFがアメリカ陸軍を包括するようになり、第二次世界大戦後の1947年に再編成された際には独立した部隊となり、現在の「USAF」(アメリカ空軍)となりました。
フライトスーツの歴史
フライトスーツの歴史は有名な飛行機の発明者、ライト兄弟にまでさかのぼります。彼らが初の飛行機滑空に成功したといわれているのが1903年。
そこからわずか10年、1914年に第一次世界大戦がはじまり、戦闘機としての飛行機が大量生産されると同時にフライトスーツも大量生産されることとなります。
その後B-1、A-4、K-1など様々な形をたどってきました。
USAF L-1A
当店では第二次世界大戦後の1950年代の「L-1A」というモデルのフライトスーツをコレクションしています。
L-1タイプのフライトスーツは太平洋戦争まっただ中の1944年から支給され始めたもので、特にこのL-1Aというタイプは朝鮮戦争で官給されたアイテムでした。
それまでのフライトスーツはカーキやオリーブグリーンなどのカラーが主流だったのに対し、1947年に再編成されたUSAFを示す「エアフォース・ブルー」が使われているのが特徴です。
胸元、足元など要所要所でCONMAR製のジッパーが多用されています。
ネイビーとコッパー色のジッパーとのコントラストが美しく映えているのも特徴的です。
さらに、こちらの個体はもう手に入らないであろうDEAD STOCK品。
ヴィンテージコレクターだけでなく、歴史マニアからも評価の高い一点です。
本日ご紹介したアイテムはこちら
↓
USAF L-1A FLIGHT SUITS DEAD STOCK 1950'S