Day 13.CHIMAYO WEAVING

Day 13.CHIMAYO WEAVING

ウェスタンブーツ屋のおばあちゃんの笑顔を胸に、今日はニューメキシコ州チマヨ村へ向かいます。

今回は 車で片道4時間の道のり。

 

 

遠くに見えていた山

 

荒々しい山肌を身近に感じながら、その山の中の道をひたすら進みます。

オルテガの看板が見えてきました。

 

この山間の小さな村の中で、皆さまご存知のチマヨ柄のラグやベストが代々、手作りで織られています。

 

今日お邪魔したのは老舗のチマヨウェビングショップ

 

SENTINERA(センチネラ)

ORTEGA(オルテガ)

TRUJJIRO'S(トゥルフィリオス)

 

こちらの3件。

 

いずれも年々織り手さんが減っており、オーダーできる数も減りつつあります。

 

どのショップも以前訪問した時と比べてアイテム数がぐっと減っていました。

 

センチネラ CENTINERA

センチネラは娘さんが跡を継ぎ、伝統的な織物に加えてジャケットなど新たなラインナップも取り入れていました。

 

 

今回ピックしたアイテムはこちら。

・ターコイズブルーのベスト

 

・バックにチマヨ柄が縫い付けられたリーバイスジャケット

 

オルテガ ORTEGA

おそらく日本では最も知名度の高い工房ではないでしょうか。

 

近くに有名な歴史的な教会があるからか、カトリックの司祭が使うものも作られているようです。

 

特徴的な鳥の模様のラグ。

繊細で美しいデザインです。

 

こちらではタン(イエローがかったベージュに近いオフホワイト)と淡いグレーの色合いの、ベーシックで使いやすいベストを数枚チョイスしました。

 

 

 

最後に訪れたのはトゥルフィリオス TRUJJIRO'S

 

  トゥルフィリオス TRUJJIRO'S

長年お世話になっているウェビングショップで、店主のカルロスと親しくさせていただいています。

 

穏やかで素晴らしい人柄。

 彼のお父様のジョン・トゥルフィリオスは人間国宝に選ばれた最高の技術の持ち主でした。

 

その至高の技術は息子カルロスに引き継がれ、彼自身の人柄も相まってジョンの代からの顧客さんが大勢、カルロスに会いに来ます。

この日は他州に住む女性が、息子さんの大学卒業記念にオーダーされたラグを受け取りに来ていました。

 

カルロスのおじいさん

お父さん(彼女の旦那さん)も、そのお爺さんも、代々トゥルフィリオスのラグを卒業記念に作ってもらっているのだそうです。

素晴らしいラグの出来栄えに感動する女性。とても心温まる光景でした。

丁寧で美しい仕上がりで信頼されるトゥルフィリオスの工房には日本からのオーダーが殺到しているらしく、彼のストアの中には商品が何一つ残っていませんでした。

 

空っぽだよ、と聞いてはいましたが、本当に空っぽです。

 

なお、今回は数年前にオーダーした別注のベストを受け取ることができました。

他では見ることのできないチェッカーフラッグ柄のベストです。

こちらは受け取るまでに2年を要したスペシャルなアイテムですので、折を見てまたご紹介しようと思います。

 

こちらも織り手さんが以前の半分の数になってしまい、カルロスと彼のお姉さん、キャロルが主導してウェビングを続けています。

そんな中、半ば強引に無理を言ってまた新たにいくつかアイテムをオーダーさせてもらいました。

 

ちなみに、オーダーが上がるのは1年後になりそうです!!

楽しみにしていてくださいませ。

 

カルロスのお姉さんキャロルさんともお話しできて、改めてこのご兄弟の素晴らしい人柄に感動しながらお店を後にしました。

 

(私の足が短くて悲しいです)

 

明日の朝はインディアンジュエリーを求めてギャラップという街に旅立ちます。

では。

BYE.

Vintage & Select Shop WANDERER

村中

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