こんにちは、WANDERERスタッフの村中です。
いま一番使い勝手の良いボトムは何かと聞かれたら「カーゴパンツ」に間違いないでしょう。
普段着としてマルチに活躍してくれるカーゴパンツは一つは持っておきたい頻出アイテム。
実は当店でも、80年代DEAD STOCKの米軍BDUカーゴパンツが一番人気の商品です。
US ARMY RIP STOP CARGO PANTS 80's DEAD STOCK
このBDUシリーズは現在もPROPPER(プロッパー)社やROTHCO(ロスコ)社といった米軍のユニフォームメーカーから現行モデルが発売されており、ミリタリー好きからも根強い人気を誇っています。
”カーゴパンツ”の歴史
古くは貨物船(Cargo Ship)の労働者のワークウェアとして着用したことが始まりでした。
しゃがみ姿勢でも物が出し入れしやすいよう、膝上のポケットがついたといわれています。
ミリタリーアイテムとして初めてカーゴパンツの形状が採用されたのは、1942年、米軍のパラシュート部隊に支給されたM42パラトルーパンツでした。
ここから、フランス軍のM47や米軍のM51、M65などとして各国で採用されていきます。
特に1950年代にM51 フィールドジャケットとともに製造されたM51フィールドパンツは今のカーゴパンツの形を完成させたモデルともいえるアイテム。
前面に2ポケット、側面にフラップのついた2ポケット、バックに2ポケット、合計6ポケットのいわゆる”シックスポケット”と言われる形となりました。
BDUカーゴとは
BDUとはBattle Dance Uniform(バトル・ダンス・ユニフォーム)の略で、まさに戦闘服のことを意味します。
1980年代~90年代、ちょうど湾岸戦争に重なる時代に米軍で開発されたのがBDU RIP STOP CARGO PANTSです。
RIP STOP(リップストップ)というのはアメリカ軍が開発した格子状の模様をした生地のことで、ナイフや徒手戦闘でも破れにくい強靭性を持っているのが特徴。
こちらもいわゆる”シックスポケット”のシルエットになっています。
フルレングスだけでなく、ショートレングスの「ショートカーゴ」も人気です。
BDUカーゴパンツで現在主流なのはPropperやROTHCO社による現行品ですが、当店でご用意しているのは80年代~90年代に作られた、「BDUのルーツ」ともいえるデッドストック品。
起源に触れることのできる、貴重なアイテムです。
M65パンツとはどう違う?
M65フィールドジャケットと同時期に採用されていたM65パンツとも比較されることが多いのですが、M65では非常に太いシルエットが、BDUでは足さばきが良く、モダンで均整のとれたシルエットとなりました。
※Model : 177cm / 65kg
ワイドシルエットが主流の今、貴重なクリーンでコンパクトなシルエット。
裾は内側にアジャスターがついておりストレートで履くことも絞って履くことも可能。
気分によって、2wayのシルエットを楽しめます。
カラー・素材
当店でご用意しているBDUカーゴパンツのカラーは、現在はカーキとネイビーの2種類。
NAIVY / ネイビー
身長177cm / 65kg
身長156cm / 47kg
KAHKI / カーキ
身長170cm / 60kg
カーキ、ネイビーともに
コットン100%と
コットン・ポリエステル混合のものとがあります。
コットン100%の良さはなんといっても経年劣化。履き続けることで出てくるフェイドやスレなどを味として楽しんでいただけます。また通気性も良く、温かい時期にもおすすめです。
コットン・ポリエステル混合の良さはその耐久性。洗濯による劣化が少なく、断熱性にも優れたアイテムです。機能性重視の方はこちらがオススメ。
価格も他のビンテージアイテムと比べてもリーズナブルですので、ミリタリーやビンテージ初心者の入門アイテムとしても最高です。
リラックスはしたいけれど太すぎるシルエットに抵抗がある方、きれいめのテイストがお好きな方、女性の方などに好評なこちらのBDU。
ミリタリーアイテムを持ちたいけれど何から始めればよいか分からない、という方にも最適な一本。
すでにご存じだった方も今回初めて知ってくださった方も、ぜひこの機会にBDUパンツのDEAD STOCK実物品を手に取ってみてください。
この記事の着用アイテム
SHANANA MIL GYPSY USN STENCIL TEE